算数・数学の学習方法2
具体的な講演内容の一部を以下にご紹介いたします。
小学生が苦手で、中学生も苦手な生徒が多いのは割合や%に関係する問題です。
高校になると微分や積分が苦手になる生徒が多くなります
なぜ、苦手になるのでしょう。
このような問題が苦手になる理由は、海外の考え方をそのまま日本に持ち込んだために考えにくい形のまま教育に取り入れられているからではないかという説があります。
たとえば、割合です。「割」「分」「厘」などは小数の代わりに使われていた言葉です。
日本は鎖国していたために独自の数学が発達したこともあり、このような言葉が今でも使われているのです。
しかし、小学生は「割」「分」「厘」よりも先に小数を学びます。
よく理解できれば便利なのですが、混乱しやすいので苦手になりやすいのです。
では、どうすれば苦手ではなくなるのでしょうか。
方法はいくつかあります。
ここでは、分数を使う方法を紹介します。
例題
バスケットボールで12回シュートしました。
そのうち3回ゴールに入りました。
シュートした回数をもとにしてゴールに入った割合を求めましょう。
教科書では
3÷12=0.25 答えは0.25
という解き方が紹介されています。
大人でも、やりにくいと感じる方が多いのではないでしょうか?
もし、分数を使うならば、こうなります。
例題(改)
バスケットボールで12回シュートしました。
そのうち3回ゴールに入りました。
ゴールに入ったのは何分のいくつでしょう。
これだと、たいていの子どもたちは、
3
1
12 と答えることができます。約分すれば 4 ですから、0.25になります。
(以下略)
※実際の講演の前にご相談をお受けします。その際に内容について確認いたします。